物を売るということ
昨日銀座で友人と食事をし、その後「エルメスのカフェのコーヒーゼリーが美味しいらしいよ」という一言で食べに行くことになりました。
お店に入り、メニューを見てびっくり。フランス語(?)で書かれたコーヒーゼリーらしきもののお値段は、コンビニの物なら10数個は買えそうな、いいお値段。しかし、ここまで来たからには食べないわけには行きません。出てきたモノを見ると、サイズは普通ながら、コーヒーゼリー、コーヒーアイス、生クリームの三段構造になっていました。(写真を撮ろうとしたのですが「写真は禁止です」と怒られてしまいました(^^;)それぞれ適度な甘みとコーヒーの風味が効いていて美味しかったです。でももう一度食べるかといわれると・・・うーん、どうかな。
友人と別れた後、某洋菓子のお店へ。義理チョコとダンナへのお土産を買おうとしたのですが、義理にしてはちょっと高いものばかり。でもそこのお菓子は美味しいのでせっかくだから買おうと思い、一番安いクッキー詰め合わせを頼むと「申し訳ございません。売切れてしまいました。」とのこと。では、と2番目に安いものを頼もうとするとどうやら残り1箱しか無い模様。「無い・・・ですよね。」と念のため聞いてみた所、他の商品の箱につめるので良ければ出来ますよ、とのこと。箱は何でも良いので、それでお願いすることにしました。応じてくれた店員さんはまったく嫌なそぶりを見せず、むしろ物が不足しておりすみません、といった様子。本当は店のルール的にはいけないことなのかもしれませんが、融通のきいた対応に感激しました。ダンナ&自分用に買って帰ったケーキもすごく美味しくて、また一層そのお店が好きになりました。
さらに、夜アド街を見ていたら某ラーメン店では、お客さんが席に座った瞬間に注文したラーメンが出てくる、とのこと。その秘訣は券売機の所にミラーがあり、店主はそれでお客が何を注文したか見ておいて即麺をゆで始めるのだそうです。
お客様満足度を高めるためにそこまで工夫しているお店って少ないと思います。
物を売るには良い物であることの他に、その店、売る人のファンになってもらうことが必要なんだという事を実感した一日でした。でもそれを実現するには本当にいろいろな工夫があって、奥が深いなぁ、と思ったのでした。
私も頑張らなくては!
p.s.下記の本を読んだ時も同じようなことを思いました。
- 作者: 山形琢也
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